あばれはちまん 奇蹟なんてどこにでもあるのに
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ひとつ足りない
2008-01-27 Sun 21:29
コシノ三姉妹っているじゃないですか。
日本を代表するデザイナーさんですよね。
コシノジュンコ、コシノヒロコ、コシノ・・・
あと一人が思いだせないんですよね。

いや、コシノミチコだけを思いだせないんじゃなくって。時には
コシノミチコ、コシノジュンコ、コシノ・・・誰だっけ?となったり
コシノミチコ、コシノヒロコ、コシノ・・・誰だっけ?となるんですね。
思いだせない後一人が、思いだせない時によって変わるんですね。とにかく三人のうち一人を思い出せない。僕の中でコシノ三姉妹は常に二人しかいない。

こんなチンカスブログをご覧になっているアップライトな皆さんが生まれてこのかた得た情報の中で最もタイニーなものだと思うんですが、僕って乾燥肌なんですよね。この時期になると辛いんですよ。下着の当たり面が痒いのは女性だけの特権じゃねぇぞと、小林製薬のCMが流れる度に僕は歯噛みしているんですよね。

乾燥肌界において底辺を構成する僕なんですが、勿論痒いままあまんじているわけではない、乾燥肌を抑えるボディーケアなんぞをニョロニョロと身体に施すわけなんですね。


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からだ巡茶と、メンソレータムなんとかです。

からだ巡茶をガブ飲みして体を中から潤し(なんとなく潤いそう)
メンソレータムを身体に塗りたくり、体を外から潤す(容器の裏の効能欄を読んでみたら、乾燥肌に効くとは一言も書いてありませんでした)

あとひとつ足りないんじゃないかと思うんですよ。
コシノ三姉妹が僕の中で常に一人足りないように、僕の乾燥肌対策も、ひとつ足りていないんじゃないかと感じるんですね。

思い出せないあと一人のように、乾燥肌に対するケアがひとつ足りていない

いや、ホントはわかってるんですよね。忘れているだけで。
足りないコシノ三姉妹の一人が日替わりで変わる様に、忘れているだけ。
そこにあるのに。わかっているのに。

写真のからだ巡茶をコンビニに買いに行った帰りのこと。お茶をチャリのカゴに置き、肉まんを頬張りながら家路についていた僕の前に、やせ細ったワンコが歩いていたんですね。いかにも腹を空かしたようで、トボトボと歩いていた。
僕の口腔内の肉まんは、肉まんである大部分の消費を終え、肉まんとしてのバックナインをとっくに折り返していた。白いコロモ(コロモ?)の部分を残すのみとなっていたんですね。
僕の眼前に腹を空かしたであろうワンコ。
僕の口内には、食べなくてもよい肉まんの残滓。
僕はもう食べなくていい。肉まんはワンコに与えてもいい。ワンコも喜ぶでしょう。

でも、ワンコの横を走り抜きながら僕は、肉まんをゴクリと飲み込んだんですね。(その時の僕はサディスティックで便所の底のような醜悪な表情をしていたのかもしれないし、或いは勃起していたのかもしれない)

ココロが、乾いているんだ。(潤せそうにない)
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テニスボール
2008-01-24 Thu 21:53
この前、テニスボールを買ったんですよ。
テニスを始めたとかそんなことじゃなくって。あるゴルフ雑誌で「テニスボールを踏んで足裏を刺激するとボールの飛距離が伸びる」みたいな記事が載ってたんですね。なんでも、今年のドラフトでヤクルトのドライチだった佐藤某という投手も同じトレーニングをしているらしい。ストレートも速くなるのかしら?高いもんじゃないだろうし、騙されたと思って踏んづけてみようと思ったんですよ。

テニスボールを買うならテニス用品店に行くのが本筋だと思ったんですが、なんか気がひけるじゃないですか。ガットの張りを確認しつつラケットを試し振りして「1オンス重い・・・。」とか、そこら辺のセリフを小声でぶたなければならない義務感を感じてしまうじゃないですか。テニス用品店は。僕のような素人にも満たないケンミジンコには到底無理。その義務感に耐えられないんですね。

知ってたんですよ。僕がいつも行くディスカウントストアにテニスボールが置いてあるのを。プレッシャーを感じる事無く、おやつ感覚でテニスボールを手に入れることが出来る場所があることを。会社の帰りに行ってきたんですね。

お目当てのテニスボールは棚の一番下に置かれていました。
カール(スナック菓子の最高峰)を手にするように、ごく自然にテニスボールが入った缶を掴んだんですが、僕は思ったんですね。「このテニスボール。いつ売れるんだろう?」

僕がディスカウントストアで手にしたテニスボールは、僕以外の、いつ、誰の需要があるんだろう、そう思ったんですね。テニスをする人がボールを買うなら前述のようなテニス用品店に行くでしょうし。一体誰がこのテニスボールを買うんだろう。

およそまともな売れかたはしない。

工場で造られたテニスボールは一様に並べられ、あるテニスボールは専門店に行くでしょうし、あるボールはメジャーな大会で使われるボールになるでしょう。あるボールは学生の部活動でおもしろおかしく使われるでしょう。そしてあるボールは、いつ、誰に買われるとも知りえぬディスカウントストアに出荷される。出荷先は自分で決められないんですね。テニスボールとして一生、なんの務めも果たさないまま廃棄されるかもしれない。

生まれついた境遇をテニスボールは選べないんですね。みんな同じなのに。
それでも僕が買ったテニスボールは、辛い境遇の中(そのテニスボールが置かれていた棚のすぐ左に置かれて商品って、ふりかけでしたからね。)僕を待っていてくれた。

なんでもかんでも生まれついた境遇の所為にするのは、少し悔しい。
時々そう思うんですね。生まれついた家が貧しかった云々の所為にして、ふて腐れて生きていく。少し、悔しいんですね。自分の一切合切を否定されたようで。悔しい。

"ディスカウントストアのテニスボールで僕らを否定しようとした奴らを見返す"
"お高く止まった用品店のボールにションベンをぶっ掛けるんだ"
僕が手にしたテニスボールは、僕にそう語り掛ける。

「ああ。やってやるぜ。」僕はテニスボールにそう語り掛けます。
「僕も君も似たようなもんだ」

で、テニスボールをグジグジと踏んでゴルフの練習に行ったんですよ。
ドライバーを握って、僕らの復讐の鐘を鳴らしたんですね。


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すっごいフック球(左に曲がる)が出るんだけど。
なんか、お前(テニスボールのこと)、嘘ついてない?
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おみくじの吉的な存在のブラ
2008-01-20 Sun 10:58
この前、ラジオで面白い話を聴いたんですよ。
おみくじってあるじゃないですか。大吉とか小吉とか、凶とかのアレ。その中に「吉」ってあるじゃないですか。大だの小だの冠を頂かない、素の吉。おみくじを引いて、「吉」が出たとしましょうよ。どうでしょう?「吉の順位」ってわかりますか?
①大吉②中吉③吉④小吉⑤凶
なのか?
①大吉②吉③中吉④小吉⑤凶
なのか?
①吉②大吉③中吉④小吉⑤凶
なのか?

吉の順位って、実は「決まってない」らしいんですね。
正確には「神社によってまちまち」らしくって。
まぁ、どこでもいいらしいんですね。

この前、パンツを買った話を記事に書いたんですよね。ブラをひん握りつつパンツを買った話だったんですけど、そのパンツをシェイクダウンしてみたんですね。そしたらそのパンツの野郎がすっごい伸びるんですよ。Mサイズの範疇を超えて、パンツの野郎は時に、花のようにLサイズであり、また時に、風のようにSサイズであるんですね。(いや、縮みはしないけど。)明らかに無駄だと思える程、サイズを定めた意味が無い程に伸縮性豊か、だったんですね。

己が男パンツの変幻自在を味わいつつ、
「…ブラは、なんで伸び縮みしないんだろう?」
そう思ったんですね。

女性もののパンツが伸び縮みするってのはよく聞く話じゃないですか。バックプリントが原型を留めないほど、宇宙が膨張している証拠としてハッブル宇宙望遠鏡から観測されるんじゃなかろうかと心配するほど伸び切るって話はたまに耳にします。でも、ブラの野郎といえばやれ、AカップだCカップだのと、旧態依然としたヒエラルキーを脱していないじゃないですか。でもって、そのヒエラルキーは直接女性本体のヒエラルキーに繋がっていて。カップの大小で悔しい思いをしたり、しなかったりするんだろうと思うんですね。

ブラは、もっと伸びればいいんじゃないかと思うんですね。
小さいのをひとつ。ワンサイズでいい。

小さい胸の女性はそれで事足りるでしょうし。胸が大きい女性も、生地が伸びる事によって漏れなくあてがわれる。

階級を超え、もっと自由な位置づけのブラ。人によって時に、月のようにAであり、時に星のようにCである。
もっと、「おみくじの吉的な存在」のブラがあって良いと思うんですね。
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近過ぎて遠くなる
2008-01-17 Thu 23:17
とあるニュースサイトを眺めていた時の事。最近、人気が急上昇している女性キャスターが紹介されていたんですよね。杉崎美香さんという方で、「八重歯の天使」とのキャッチフレーズがつくほど人気があるらしいんですね。

記事を読んで僕は、彼女がどのようか容姿をしているのか?彼女の八重歯が如何ほどのものなのか?そこらへんの疑問を強くは抱かなかったんですね。さぞかしべっぴんなんだろうね、ムリッとした八重歯なんだろうねとのごく凡庸な感想を抱いたのみ。それよりもその凡庸な感想を覆う、分厚い春巻きの皮のような疑問が僕の中に確かに存在していることをはっきりと認識していた。

「…八重樫(元ヤクルト)って、今何してんのかな?」
八重歯の天使のニュースに連なる八重樫(元ヤクルト)の近況の報を期待していたんですね。

もちろん八重歯の天使に連なる八重樫の報は無くって。僕の中の春巻きの皮がとろけて消化されることはなかったんですよ。八重歯の天使と八重樫は、八重という字で共通で。似通っているから一方が他方を思い起こさせるに充分、なんですね。

でも、八重歯の天使は八重樫と交わることはなかった。

もしも八重歯の天使の後に大矢(元ヤクルト)のニュースがあったとして、なんの感動もしないんですね。
大矢も八重樫も、八重歯の天使からの距離は等しいのに、八重樫の方がより八重歯の天使に近く感じるんですね。

近過ぎるから、余計遠く感じるんですね。
元々まったくの別物なのに、近過ぎるが故に遠くなる。

近過ぎるから遠くなるモノってのは他にもあって。
近くの国であったり、家族であったり。寄り添う恋人であったり。

そして、近過ぎる二者は、悲しいかな往々にして争いあう。近過ぎるから悲劇性が増すんですね。
いがみあって、離れようとして、近過ぎて、遠く感じて。

お互いを尊重しあい、助け合って云々という高尚なお題目が意味を持たないのは、何年何回と繰り返してもうわかってるんですね。

じゃあ、遠く離れてしまえばいいのか?

八重歯の天使が八重歯を引っこ抜き、八重樫がオープンスタンスからクローズドスタンスに変える。
やめた方がいいんですね。

まずは近いことを認める。

八重歯の天使と八重樫は相似である。

しかし、互いに距離を保つはずの独立した個であることを認める。

八重歯の天使と八重樫は独立した個である。


こうして少しずつ、元々そうであった形に収めていくべきなんだろうねと思うんですね。
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ノイズ
2008-01-13 Sun 21:38
~人間の行動を図形で表現することができたとして、お気に入りのボールペンを選ぶ行動とお気に入りのエロDVDを選ぶ行動が相似であることを、僕は断じて認めてはいけないと思った~

こう見えて、文房具には結構拘りがあるんですよ。
特にボールペン。これまで高いのから安いのまでいろいろ使ってきましたが、僕の手に一番しっくりくるのが

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ゼブラ タプリクリップ(芯径0.7ミリ)
なんですね。なにせこのペンじゃないと文字を書きたくない。僕がプロ野球選手で、契約更改の場にいるとしましょうよ。更改係りの人が"1"とだけ書かれた紙を僕に差し出して「ポルセ。お前が欲しい年俸を紙に書けよ。その"1"に、好きなだけゼロをくっ付けていいから」なんて言うんですね。僕は傍らのボールペンを手にとってゼロをくっ付けていこうとするんですが、ボールペンがタプリクリップじゃなかったら「NO!」とだけ口にして席を立つんですね。年俸1円。翌日のスポーツ紙に「ポルセ、契約交渉決裂!メジャー行きか!?」なんて文字が躍る。それくらいこのペンにかける思いは強いんですね。

~お気に入りのボールペン、お気に入りの女優のDVD、いずれも利き手にしっくりくるという共通点を帯びている~

で、そんな右手の恋人を文房具屋さんへ買いに行ったんですね。
ペン広場にて僕は、居並ぶペンどもに目もくれず、真っ直ぐタプリ棚へ手を伸ばしたんですよ。そしたら、モデルチェンジしてるんですね。2008年モデル、いや、知らないけど。とにかく上の写真のヤツが置いてなくて、なにやら別のデザインのヤツが置いてある。

~じゃあ、タプリクリップ(芯径0.7ミリ)を日吉亜衣のDVDであるとしましょうよ~
モデルチェンジがあったにせよ、中身は僕をしっとりと潤すタプリであることに違いはない。ここは冒険したくない。手堅くモデルチェンジしたであろうボールペンを手にしたんですね。

~日吉亜衣の新作は今までと同じように僕を潤すであろう。これを選択するのが最も自然で、手堅い行為~
ペン棚の下にある紙に試し書きをして、それが僕の愛したペンが描く線であることを確認したんですね

~ほら、コーナーの下にあるテレビで、お試し放映みたいなのをしてるじゃないですか。買うと決めてるんですがそれは観ますね。取りあえず観る。儀式みたいなもの~
クリクリと螺旋を描いてそれが愛した線を描く事を確認し、そのペンを一旦棚に戻し、同じ棚の奥の方にあったペンをむんずと掴んだんですね。手前のペンはいやじゃないですか。他の誰かが僕と同じくそのペンで試し書きしてそうで、処女性が失われていそうで。
~ボールペンにしろ、エロDVDにしろ、僕において処女であって欲しいという願望~
精算を済ませ、車内で袋を開け、中身を確認したんですね。試しに手帳に字を書いてみたんですが
~車内でビニールの袋は開ける、ああ、開けるね。到底待ちきれない。~


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字の色が青、だったんですよね。

~あ!、これ岡崎美女じゃん!~
手堅くまとめたつもりの行為に思わぬ罠が潜んでいたけれど、まぁペンとしての機能は果たすんですね。
誰かの悪戯の被害に逢った僕なんですが、あまり後悔してないんですよね。

~……ほほう。これはこれで。~
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僕のモーターボートはスイスイ進む
2008-01-11 Fri 23:38
参議院で否決され新テロ対策特別措置法が、衆議院の3分の2以上の賛成で再可決されたじゃないですか。テレビやラジオのニュースで度々採り上げられていましたので、ご存知の方がほとんどでしょう。

参議院で否決された法案が衆議院で再可決されるってのは、学校で習った覚えがありますね。衆議院の方が解散がある分世論を反映し易いから、参議院の意見よりも衆議院の意見が尊重されるんだよ的なことを教えられたような気がします。でも、再可決という方法はなかなか採られなくて。結構久しぶりの出来事らしいんですね。

「1951年の"モーターボート競争法"以来の、衆議院による再可決」

なんだそうです。

「!!……いや、気にすまい。気にすまい。」
このニュースを聞いて僕はそう思ったんですね。
もう、いいじゃないか。それがどのようなモノであれ、僕には関係無い。耳を塞いで目を瞑り、息を殺してそれが去るのをひたすら待つ、それでいいじゃないか。

それでも、それは僕を苛み続けた。

自分にウソをついて、逃げて、逃げ続けて今まで生きてきました。
逃げる事に疲れたのか、飽きてしまったのか。僕らしくなくそれと対峙することにしたんですね。瞑った目を開き、耳を覆った手を外し顔を上げて真っ直ぐにそれを見る。

「モーターボート競争法の方が、よっぽど気になる」

僕は、今日のテロ特措法や再可決云々より、ずうっと前の先達"モーターボート競争法"の中身の方が余程気になっていたんですね。法案の中身が気になってしかたがない。1951年といえば昭和26年。マッカーサーがプイプイとパイプを燻らせていた時分の神話。そもそもその時代にモーターボートが存在したことが信じられない。ましてやプイプイと競争をすることで、国論を二分するような激論があったことなんて、もう。もう!!(もしかしたら僕は勃起していたのかもしれない)

理由を少し探したんですね。
モーターボート競争法が取りたてて紹介された理由を。

「マスメディアの、底意地の悪い世論操作」
歴史的な暴挙を覆い隠す為、耳目を惹く「モーターボート競争法」という文言に飛びついた。目を逸らす為「モーターボート競争法」と連呼した。「モーターボート」に興味を持たせることで世間の政治離れは加速する。かくして愚かな人々は事の本質に気付く事無く、掌の上で無様に笑う。そう考えたんですが、違うんですよね。

「俺のモーターボートをそんなことに利用するな!」
モーターボートはスイスイ進む。政治も、人も、過去も未来も超えて、自然に、それがそうであると決められたように、進む。

もっとあるべきような、自然な様に収斂していく。
角の立った暴挙、意味を成さない主義主張、そして諦念。
すべてがわやくちゃにされて、丸くなって、きっとうまくいく。そう信じているんですよね。
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中流の目標
2008-01-06 Sun 20:27
"北斗の拳"か"美味しんぼ"。どちらかだったと思うんですが、「毎日とんかつ定食が食べられるような人生を目指せ」といったセリフが出てきたんですね。「とんかつ定食を毎日食べられるような人=貧しくもなく裕福でもない」という位置付けで、そんな人間にお成りなさいと、おチヨかカサンドラの獄長(ウィグルだっけ?)のどちらかが言ったんですよ。

今日、灯油を買いに行ったんですね。ポリタンクを車に積んで、隣町のガソリンスタンドに向かったんですよ。別にそのGSでなくてもいいんですが、そのGSはセルフ式でして、給油の後スロットゲームにチャレンジできるんですよ。見事絵柄が揃えばリッターあたり1円とか3円とか、値引きしてくれるんですね。まぁ当たったことはないんですけどね。

そんなこんなで目的のGSに着き、ポリタンクを据えてダビダビと灯油を流し込みます。
「ポリタンクのフタにパッキンが付いてないから、このタンクは灯油が漏れるだろうね」
「僕が小さい頃"ポルセ。このストーブに灯油の代わりにガソリン入れてみろよ。派手に暖まるぜ!ヒャッハー!!"って、マッドマックスに出てくる悪役っぽいセリフをぶったあの叔父さんも今年で還暦か。月日が経つのは早いね。」
「この給油ノズルの"抗菌処理してあります"ってのはどんだけ給油者を喜ばせるモノなのかしら?誰が抗菌処理を求めてるのかしら?」

「揮発油と私」というテーマで思い巡らせる間に、タンクは灯油で満ち満ちていました。

お楽しみのスロットゲームを、冬に雪が降るように春に花が咲くようにごく自然にはずした僕は、あることに気付いたんですね。

「あ。今の俺の格好、ものすごくダサイ。」

アウターは初めからそういうデザインだったんだと思わせる程の毛玉を帯びたオレンジ色のジャージ、インナーに襟のトコロがフィヨルドっぽくなった黒のTシャツ。膝のトコロが緩やかに丸みを帯びている、よれた紺色のジャージに、ママンの履く赤いサンダル。靴下は左右が違うことを世界に伝えきれていないが、確かに違う。そんな出で立ちで僕は灯油広場に佇んでいたんですね。

「ちょっとした外出時の格好を、人に見られても恥ずかしくないものにしなさい」
とんかつ定食を毎日食べるのは実際大変じゃないですか。
灯油を買いに行くという、言うなればそこそこのクエストにおいても格好を気にしてみる。これは、おチヨかカサンドラの獄長(ウイグル?)のどちらかが提案した"とんかつ定食を毎日食べる"という中流の目標に、とって替わるべきオルタナティヴだと思うんですよね。
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あけおめ。
2008-01-03 Thu 23:49
正月休みという、真空。最早害悪でしかないそんな時間を埋めるべく、僕は電器屋さんに行ったんですね。ただ、なんら目的を持たずに電器屋に行ったとして、それで真空は埋められたことにならない、新たに害悪を産んだだけ、なんですね。ここは華々しく「半年近く切れたままのリモコンの電池を買う」という錦の御旗を掲げ、正月休みのビッグイベントは幕を開けました。

電器屋さんに着いた僕は、電池コーナーなどに目もくれず、あるコーナーにマジカルダッシュで向かったんですね。何故当初の「電池を買う」という高尚な理由はあっさり破り捨てられたのか?これは十字軍がどんな末路を辿ったかに相通ずるものがあるんですね。理想は実利に脆くも破れて行く。歴史上幾万と繰り返されてきた人の業は電器屋に於ける僕においても例外ではなかった。悲しいことですね。

僕が向かった場所は「洗濯機コーナー」だったんですよ。
家を出る前にテレビCMで「風でアイロンをかける洗濯機」なる新製品が紹介されてたんですね。自他共に認めるアイロニスト(アイロンをバンバンかける人)の僕です。これは放っておけません。洗濯機内でクリクリ回る間にアイロンがかかる22世紀。この目で確かめるべく、僕のカリビアンダッシュはいよいよ情熱を帯びてきました。

目当てのコーナーに着いた僕は、野球部のマネージャーっぽく胸の前に手を当て呼吸を整え、22世紀に対峙しました。

コーナーの中心にあった洗濯機はCMで観たそれでした。さすが22世紀。まわりに人がわんさか居る…と思ったんですが、まわりの人だかりはどうやらお客ではないようでした。メーカーの人かしらお店の人かしら?陳列方法の打ち合わせを行ってるみたいだったんですね。

陳列法を打ち合わせる人々の中に、スーツ姿の女性がいたんですよ。正月の真空を得ることが出来なかったであろうその女性は、書類を手に他の人と議論しているようでした。こちらからは女性の顔は見えなかったんですが、きっと綺麗な女性なんでしょう。立ち居振舞いに凛とした、幸田文のような清清しさを感じることができたんですね。

でも、僕はある事に気付いていたんですね。

彼女の、よく似合ってるスーツ姿の背中には、着皺(きじわ)がテロッテロについている。どこの椅子に腰掛ければそんなタップリの皺がつくのか?ロココ調の皺を帯びたスーツを羽織った女性が、皺をおとす洗濯機の陳列に頭を悩ましていたんですね。この医者の不養生。

結局僕は洗濯機をしかと堪能することなく、かといって電池を買うわけでなく、電器屋さんを後にしたんですね。彼女の皮肉な人生の一旦を垣間見ることができたようで、僕の真空は飢えを少し癒すことができたんですね。

"初春の 君の着皺が 目に沁みる"
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| あばれはちまん |
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