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あばれはちまん 奇蹟なんてどこにでもあるのに
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マリオネット
2009-05-06 Wed 12:20
僕の運命を決める役割を担うちょっと素敵なバストを備えた女神がいたとしてもその日はおそらく有給休暇。僕の運命を決めるどのようなものも存在しさえしなかったとしか思えないほど良く晴れた、何も無い月曜日のことなんですけどね。刑務所通りをクルマで走ってたんですよ。歩道を行くキッズが見えたんですね。キッズは何やら食べながら歩いていたんです。

彼はカレーを食べながら歩いていたんですよ。
弁当屋にありがちなカレーを盛ることに特化したシェイプを持つ例のあの皿をかっこみかっこみ、キッズはトコトコと刑務所通りを歩いていたんですね。

あれ?最近はそんなのが流行り?など考えつつキッズを見据えてステアリングを握る手も汗だくみたいな僕だったんですが。意外とオープンな自分、カレーを食み食み歩むキッズにすこぶる肯定的な自分を感じたんですね。モリモリ食べなっせ。腹が減って腹が減ってキッズはおそらく家まで持たないんですね。もしかしたらもう何日も食べさせてもらっていないのかもしれない。意地の悪い継母から。盗んだ金でカレーを買う。キッズはその時を生きる必要があった。たとえ歩きながらでも彼はその時食べなければならなかった。

その日は僕にとって何も無いのが幸いだったのか?はたまた不幸だったのか?キッズが食むカレーが只の素カレーだとはとても考えられなかった。いや、考えなかった。

キッズがその生命を繋ぐ為に必死に貪ったカレーは「カツカレーではならいと感じた」んですね。

彼が食み食み家路を目指したその手には、素カレーよりカレー力が遥かに高く、ドラマティックで荘厳なカツカレーでなくてはならないと感じたんですね。キッズのドラマを加速させ、僕の何も無い月曜日を補完するために、カツカレーでなくてはならなかった。

僕等は一見自由なようで実は見えない糸で括られて、操られているんだと思うんです。
その糸は期待であったり、不安であったり、思い込みであったり、愛情であったり、希望であったり。
その糸が思考に絡まり、影響する。

キッズが確実に食べていたカレーの先、カツカレーであるとは僕の希望、思い込み、願いなんですね。
目に見えない何かがキッズのカレーにカツを乗らしめた。実際はわかりませんが、あの時確かにあれはカツカレーであった。カツカレーを中心に僕の世界は回っていた。カツカレーでなくてはならなかった。

僕等の思考に絡みつく見えない糸。その糸が株の値段を決めたり、交通事故を引き起こしたり、いつまでも続く片思いを強いてみたりするんですね。

僕等はとんでもないモノに支配されているんだなと思うんですよ。きっかけがカレーってだけでイマイチ伝わらない、ていうか全部伝わらないんじゃないかとは思うんですけどね。
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