あばれはちまん 奇蹟なんてどこにでもあるのに
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"パンツを干す"ということは
2010-04-11 Sun 19:38
国道3号線舞尾(もうの)交差点は平日休日昼夜を問わずいつも渋滞している呪われた交差点なんですが、仕事でちょくちょく通る破目になるんです。先日もなすすべなく渋滞地獄の1ピースという重責を見事担っていたんですが。その日は天気がとても良かったんですね。道路端に並び立つアパルトマンを車内からふと見上げると、ベランダで若奥様が洗濯物を干していたんですよ。

見上げた先の若奥様は、丸いあの例のメリーゴーラウンドにあの例のパンツを干している最中でした。
むしろ逆光で見辛かったハズのベランダを、あの時の僕は何故か手をかざして余分な陽の光りを遮ってまで凝視したんですね。

いや、小布そのものを視認しようとしたのではなかったんです。僕をそこら辺のスケベなオッサンと一緒にしないで欲しい。そもそも僕はブラ派であの下の小布に対しては継母のように非常に冷淡で、ああ、この話はもういいや。
まぁ、とにかく逆光の向うでパンツを干す女性を見て僕は、まるでそれが聖堂のステンドグラスに描かれた神秘的なモチーフであるかのような錯覚を覚えたんですね。あの女性には、まばゆい光りの向うで小布を吊るす彼女には何かがある、そう感じたんです。

物質でも生物でもなんでもいいんですが、モノにはそれ自身を決定付ける「特徴」があるじゃないですか?
例えば「鶏冠(とさか)があればニワトリである」とか「尾びれがあれば魚である」とか。
「空にフワフワ浮かんでいる白いのは雲」ですし、「丸められたご飯はオニギリ」だとか。ぱっと見聞きしてそれがそうだとわかる特徴を備えているモノは非常に多いと思うんですね。いや、観察上手で説明上手な人ならばこの世の全てのモノの特徴を表現できるのかもしれません。

でも、それってあくまで人間の見方で決めたもので、実際は違うかも知れないと考えるんですね。
僕等人間は鶏冠を見てその生物はニワトリだとするんですがニワトリ自身からしたらニワトリの特徴はそこじゃねぇよと、左眼の下の模様がニワトリと他のモノとの境なんだと言うのかもしれない。

「丸められた米飯全てがオニギリだと思ったら大間違いだ!」とオニギリは僕等にキレ気味に主張するかもしれないし、「"空 フワフワ"で検索してもおめぇ、とっとこハム太郎のなんとかってのがいの一番に来るじゃねぇか!」とこちらの雲もお怒りのご様子。「尾びれ?何言ってんの?俺ら魚の特徴ってウロコだから(意外と普通)」なんて事態もあり得ます。モノの特徴の本当のトコロなんて誰にもわからないのです。

渋滞の地獄から見上げた空、まばゆい光りに包まれた女性に僕は何を見たのか?
人間の見方としてまさに「パンツを干す女性」だったんですが、果たしてそれはホントなのか?人間の見方なんてヤツは実は脆弱で、ホントかどうかなんてわからない。僕は何故あの女性に神秘的な何かを強く感じたのか?

"生きる決意の顕れ"

そう、僕がパンツを干す女性に感じた神秘的な何かは、"凝縮された人間の生きる決意"だったんですね。
パンツを干すってことは、また明日そのパンツを穿こうとする決意、つまり明日も生きるんだという決意を最も虚飾を帯びないカタチで、最もシンプルかつ力強く顕している。歯を食いしばって、額に汗という水滴をメイク担当に吹き付けられてティピカルに「生きようとしている」ことをどや顔で表現することに何の美しさがあるでしょうか?

見上げればそこに人間の美しく、力強い生きる決意が。
僕はただの痴漢で終らなかった。階上の彼女は新しいマリア様のようだと感じたんです。

パンツを干すということは明日も生きていく決意の顕れである。陽の光りに照らされてパンツを干していく人々のなんと美しいことか。僕は彼女達を、ルーベンスの絵画を眺めるように愛でて行こうと思うんですね。まぁ人間社会では逮捕されてしまうんですが。
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この記事のコメント
・「必然的に白」
ポルセリーナさん、お久しぶりです。こんばんは☆

「小布を干す女」
こんな絵画がほんとにあるかのような錯覚に陥るかのような錯覚を覚えました。
ヨーロッパ風の薄暗い部屋でパンツっぽい布を干す女の絵(ルーブル美術館所蔵)なんですが、まさか誰もパンツだと信じ難くて、ハンカチかフキンの中世型またはシワを伸ばしきれてないものであって、パンツ一枚を昼日中から干してるわけではないと思ってる人々(洗濯バサミでウエストの左右を2点留めているのに!)。少し考えればそんなつまらない絵をルーブルが飾るわけないのに。
小布=パンツだからこそのルーブル所蔵なんだよね。と思って、サブタイトルを考えてみました。

「小布を干す女~ご想像にお任せします~」
2010-04-13 Tue 21:08 | URL | ちえみ #-[ 編集] | top↑
・「ちえみさんへ~僕の眼はもう、濁ってしまって~」
こういう話を書こうと思いつくのは一瞬のことで。この話もパンツを干している女性を眺めてパッと思いついたもんなんです。で、これはちえみさんだけにこっそりお教えするんですが

「思いついた時に僕は、ニタっと笑った」
その時の顔は雨後の泥道のようだったでしょうね。僕は確かにニタリと笑った。

あの笑顔は①生命への賛歌だった
②PC上の緑色した空白を埋める手段を得た喜びだった
③それらを隠れ蓑にした、小布に対する単なる下卑た好奇心の表れだった

ちえみさんなら、ちえみさんならば上の三択クイズの答えは当然のごとく①を選んでくれると思うんですが、そんなちえみさんの顔を真っ直ぐ見つめ返せる自信はありません。
2010-04-13 Tue 23:27 | URL | ポルセリーナ #GBQCP7FA[ 編集] | top↑
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