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あばれはちまん 奇蹟なんてどこにでもあるのに
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ツルクラブ
2010-12-12 Sun 21:02
宇宙は入れ子人形みたいな構造をしている、なんてハナシを聞いたんです。入れ子人形ってのはロシアの民芸品にあるような、大きい人形を分かつと中に小さい人形が入ってて、その人形を分かつと更に小さい人形が入っているといった、字で説明すると非常にわかり辛い例のアレなんですが。あるブラックホールの中には別の宇宙がしまってあって、その宇宙の中のブラックホールにも別の宇宙がしまってあるかもねってハナシだったんですね。

宇宙っての一個じゃなくって沢山あって、宇宙の中には宇宙がある。
それって宇宙だけに許されたものなんだろうか?例えば僕らの生きる毎日にも同じようなことはないんだろうか?なんて考えたんです。

鹿児島県出水市はツルの越冬地として有名でして。今年も一万羽以上のツル達が冬を越すために飛来してきたらしいんです。いいじゃないですか、ねぇ、ツル。僕は鳥類に対して非常にオープンなんですね。遠方より来る彼ら友人達にタニシを三つほど放って差し上げたい、そんなことを考えながらニュースを聞き続けていましたらとんでもない事実が僕に向け、まるでタニシよろしくキャストされたんですね。

「ツルは地元中学のツルクラブに所属するクラブ員達の協力により数えられた・・・」

ツルクラブなんて部活動があるんですね。でも、ツルクラブ員達は、ツルが飛んで来ていない時は何をするのかしら?なんて疑問がふっと浮かび、同時に僕はある解を得ていたんですね。「何もやることがないんじゃないの?」

彼らの活動は飛来してきたツルを数えることだけに集中し、特化しているんだと思ったんですね。人生の中で最も瑞々しいあの中学時代の3年間を、何故ツルクラブ会員達はツルを数えることに捧げなければならなかったのか?ツルクラブの活動が評価される選手権が開催されるわけではない。日の差さぬ視聴覚教室で彼らツルクラブ会員達は何を思うのか?

例えばそんなツルクラブの活動にも実は無限の奥行きがあるんじゃないか?あのツルクラブも無限の入れ子構造を許されたんじゃないのか?

毎日を無気力に、それを良いとも悪いとも考えず時間だけが己が上を過ぎさっていく、その時間が無意味である感覚さえも持たない幸一(14歳)は幼馴染の恵子に無理矢理誘われ「ツルクラブ」に入部することになったんです。ツルクラブの目標は年末に開催される日本中の学生ツルニスト達が目指すカウントダウンジャパン(音楽フェスじゃない方の)で優勝すること。最初はやる気のなかった幸一も天賦の才能である親指を高速で動かす能力で頭角を表し、レギュラーに選ばれるようになったんです。ツルクラブの夏合宿は海水浴で賑わう海辺の町で開かれるんです。ツルの代わりに海水浴客達を数えることでカウントスキルを磨くクラブ員達。合宿最終日に、人気もまばらになった砂浜で幸一と恵子は初めてのチッスなんかを、こう、したりするんですね。幸一の活躍でクラブはカウントダウンジャパンに見事出場を果たします。カウントダウンジャパン本選の最終ラウンド、カウンターである恵子がポイントを獲れば優勝が決まる場面で事件は起りました。恵子はナベヅルとゴイサギを間違えてカウントしてしまったんですがそれを修正せずに申告し、チームは優勝してしまいます。喜びに沸くチームメイトの中で沈んだ表情の恵子は良心の呵責に耐えられず、その夜自殺してしまうんですね。

何もやることがないと僕が勝手に思っていたツルクラブにもこれだけのドラマがあるかもしれないんです。

ツルクラブの活動には無限の奥行きが。同じように、全ての事柄に入れ子人形以上の無限の奥行きがあると考えると,
僕らの生活ってのは実は宇宙みたいにどこまでも広がっているんじゃないか?なんて思うんですよね。
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