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あばれはちまん 奇蹟なんてどこにでもあるのに
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ドライブスルーの怒り
2012-01-05 Thu 22:10
20年前の工藤静香みたいなパーマをかけ、ナイトガウンを羽織ってバージニアスリムを燻らせている昭和ホステスのような見方で世間を眺めている僕からすれば、もう、ちょっとやそっとの出来事じゃ驚かないんですね。何があってもタチの悪い後出しの預言者のように「ほらね。いったじゃない」と。女性セブンから顔を上げることもない、そんな僕なんですが。先日ちょっと声を荒げる場面があったんですね。

12月の或る、あれはカモメのような日のことだったんですが。クルマで走っていましたらドライブスルーを見かけたんですよ。そのドライブスルーってのが「ちゃんぽんのドライブスルー」だったんです。驚くとともに僕は思わす声を荒げたんですね。昭和ホステスのように冷めた目、何に対してもオープンな僕です。当然変わったドライブスルー歴のひとつやふたつ備えている訳です。僕の中を通り過ぎていったドライブスルーとして、そうですね、結婚式をドライブスルーですませるというハナシを聞いたことがありますね。また、僕が仕事で担当している地域には、今ではあまり見かけなくなってしまったんですがカメラのフィルムってあるじゃないですか?あれをモチーフにしたドライブスルーがあるんですよ。カメラフィルムを模した建物を造ってそこを以ってドライブスルーとしてあるんですが、そのドライブスルーでやり取りされる品物がクリーニングの衣類という。あの迷宮のような禅問答のようなドライブスルーをみて、それでも何とも思わなかった僕がですよ、なぜちゃんぽんのドライブスルーを見て声を荒げなけらばならなかったのか?ハンバーガーショップのドライブスルーで選択できた商品がちゃんぽんだったのならばいざ知らず、ちゃんぽん屋に併設されていたちゃんぽんドライブスルー、ドライブスルーとして至極安定していた彼らを見てなぜ涙を流さなければならなかったのか?

「ちゃんと、座って、食べろ!」

自動車という揺れる小船でちゃんぽんという汁物を食べるという悪魔の選択を可能にしたちゃんぽんドライブスルー。一刻一秒を争いちゃんぽんを手に入れなければならなかった彼らちゃんぽんドライブスルーバーの拙速感に27クラブの残像を重ねて僕は思わず「ちゃんと座って食べなさいよ」と声を荒げたんですね。そんなに慌てて人はちゃんぽんを食べなければならないのか?なぜ店内の席でごくありふれたちゃんぽん風景、例えばこしょう缶のこしょうの出のアンニュイさに憤ってみたり、例えば「おおっ!この海鮮ちゃんぽんに入っているイカ、でっかいな!」と驚嘆して頬張った白い柱がイカじゃなくってキャベツの芯だった、といった普通のちゃんぽなーを演じることができなかったのか?あなた方は27歳で死ななけらばならなかったのか?もっと緩やかで穏やかな「ちゃんと」はなかったのか?

「じゃあ、お前がいう"ちゃんと"って。一体何なんだよ?」
「車内でちゃんぽんを食べるのは"ちゃんと"してないのか?店内でちゃんぽんを普通に食べるのは"ちゃんと"してるのか?」

僕が考える、そしておそらくみんなも遠からずそう感じるであろう「ちゃんと」の基準が土台から崩されようとしている。ちゃんぽんドライブスルーは僕が経てきた決まりを、規範を道徳を世俗を平凡をありきたりを白組がかぶる白帽子を全て否定している気がしたんですね。僕は自分の「ちゃんと」の基準が「ちゃんとだと思っていた品物から否定される」ことにより思い知ったんですね。

もっと寛容に、ちゃんぽんドライブズルーを受け容れることができたハズ
己が価値観を一方的に押し付けないで、もっと色とりどりの価値を理解し合うことが出来たハズ
どうしてそうしなかったのか?

人類最後の時は人間によってもたられ、最後の時にちゃんぽんドライブスルーは朱色の怒気を帯びて手遅れな僕達にそう話し掛けると思うんです。
ちゃんぽんドライブスルーは天が遣わした神の御使い、だと思うんですよね。
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